
上はメインフォトグラファーで写真を撮っているECサイトでの一コマ。
スタイリングもある程度まかされているので、大好きな撮影の一つです。
そして、このブログで発表することが多いのは、このサイトでは記事、写真に関して
クリエイティブコモンズを採用していて、このサイトにアクセスした人が自由に自分のブログなりHPにそのまま転載が可、と謳っているのでこの場にアップしやすい事情があるのでした。
(自分でスタイリングして撮影したのだし、正式発表後なので、クリエイティブコモンズでなくても問題はないのですけれどね。)
サイトにアップされたものは、いくら、著作権を主張して、転載不可と書いておいたところで、転載はとめようもなく、それがイヤだったらネット上に載せるのはやめなさいってところでしょうか。だったら、「出所をはっきりさせましょう」とか「勝手に手を加えてはいけない」という前提でのクリエイティブコモンズの柔軟な著作権の考え方はとても共感できるのです。
しかし、ちょっと府に落ちないのは、サイトの発表会までそのような使われ方(写真やテキストの転載は販売促進の為に推奨している)をするとは知らされていなかったことと、モデルの場合は通販などダイレクトに衣類などの商品を売る為の場合は別料金設定だったりするようですが、webなのでと紙媒体の通販よりも安めの撮影フィーが設定されてしまっていることでしょうか。
ところが、最近は紙媒体よりもWebに力を入れている企業が多くなって、高解像度の写真を求められ、しかも1商品に付き撮影点数がとても多い場合がかなりあります。「Web用だから」の文句は撮影フィーを下げる口実にはもう使えないのでは?
そして、最近の出来事では、新規創刊の紙媒体の話をいただいて、オーダーはデジタル撮影前提だったりしますが、打ち合わせの時に担当編集者の方がきちんと1ページ辺りの撮影フィー、経費関係の請求方法を知らせてくれて、こちらも
撮影→サンプルデータお渡し→セレクト画像の処理→見本プリントとCD-R,DVD-Rにて納品
と説明して、画像処理料(見本プリントとCD-R,DVD-R込み)が1ページ辺りいくら掛かりますと説明したところ、後日、画像処理料がかかると発注できないとの理由でキャンセルとなった。
印刷物としてのクオリティを求めないのだったら感材費のように掛かってくる費用は確かに必要ないくらい、今のデジカメは性能が良い。最初にきちんと説明しておいて良かった。キャンセルの連絡を下さった編集者にも感謝。理由がわかってのキャンセルだとそれはスッキリできる。お互いの時間も無駄にしないですんだ。まして進行してからオーバースペックで請求額が大きいのでと切られたら悲しいではないか。
印刷物としてのクオリティがほしい時にまた声掛けてね〜S様。
それにしても最初にお金の話は必須ですね。[ida]