新藤さんちの月例課題 「20世紀」に投稿した写真です。
写真はプリントとネガフィルムの両方が取れるType55を入れたポラロイド モデル545フィルムホルダーと郷里の北海道赤平市、北炭赤間炭鉱の廃墟の写真です。
そもそも、入植開始が19世紀末のこの町で、最初の炭鉱の開坑は1918年。私の生家のすぐ近くにも1967年に閉山した豊里炭鉱がありましたし、この町で最後まで残っていた赤平住友炭鉱(遠景に立坑跡が小さく写っています)の閉山は1994年。
石炭はまさしく20世紀のエネルギーだったということで、21世紀になってからほとんど使わなくなったType55との組み合わせで今月のお題はまとめてみました。
ギャラリーコスモスでも20世紀コーナーにプリントをピン留め展示中です。
豊里炭鉱の迎賓館のような建物が生家の近所にあって、子供の頃(就学前)近所のガキ共と忍び込んで冒険したっけ、年号などはWikipediaで調べたのですが、閉山から2,3年の頃だったのですね。当時「帰ってきたヨッパライ」が流行っていて、その頃の撮られたアルバムを開くと子供はみんな「シェー」のポーズで写っています。
家から根室本線が見えるのですが、その頃は蒸気機関車が当たり前のように走っていました。botta氏の生家の近くにはすでに「夢の超特急」が行き交っていたでしょうに...。
Type55の印画紙に写っている廃屋は子供の頃から妙に気になっていた物体でもありました。