
暑い日が続いていすますが、東京の夏らしい暑さにちょっと安心しています。
十何年か前の米不足が騒がれた年の8月は本当に晴れの日も暑い日もなかったように記憶しています。
その年の7月、屋外の写真がほとんどの取材撮影で雨に降られることなく、必要な写真は全部撮れていたのですが、再撮を命ぜられたことがありました。
梅雨が明けてから天気の良い日にもう一度撮影してこいという訳です。
しかし、8月になってもそんな日が訪れることはなく、梅雨もあけることなく、結局、再撮のために遠出しないで済んだのでしたが。
やはり、梅雨明けが8月入ってからになってしまった年はかなり前、初めて梅雨という季節を経験した年です。
高校卒業まで北海道に住んでいましたので「内地」に上陸した経験は小、中、高の修学旅行での3回だけ、初めての梅雨時には重苦しい空と蒸し暑さに、びっくり。保存していた食べ物が腐り出してからあわてて、冷蔵庫を買ったりしました。
そしてその年、北海道に帰省して、9月になってから東京のアパートに戻るとなんと、部屋中カビだらけ。
机の上に置いてあった布製のポーチにまで!!本当に6畳一間の部屋中がカビ!かび!カビー!!
つくづく感じるのは東京の「夏」は短い。
初夏の後は梅雨。それは7月後半まで続いて、9月になると日も短くなるので「夏」という感じではなく、夏らしい夏は8月の1ヶ月間だけ、という気がします。
北海道にいた頃は気温が高くなくても春の次は夏気分でしたので、衣替えの後3ヶ月間ちかく夏気分を謳歌できたような。
よく「北国の夏は短い」なんて言われますが、「東京の夏は短い」と個人的に思っています。
その短い夏が今年も夏らしい夏になって良かった!(と思いたい)。[投稿ida]