STUDIO M2 PhotoFile No.116← こちらから大きい画像をご覧下さい
STUDIO M2 PhotoFile No.116はジュエリーデザイナー 内田良子さんのビスマス鉱石とゴールド&シルバーのペンダント作品2つの写真です。
左の作品(ブルーの石)は『おしろ 1』
ビスマス鉱石を金の枠で留め、蜜蝋による銀線で周りを囲み、おしろ ( = お城 = Castle ) を表現したもの。
もうひとつの作品は詩人ランボーのフレーズからのタイトル『ときが流れる おしろが見える』
蜜蝋を引っ張って造る銀の線で時の流れを表現。
金の枠にセットした色鮮やかなビスマス鉱石で おしろ を表現しています。
これは「JJAジュエリーデザインアワード2008」入選作品です。
内田良子さんのジュエリーはご自身の手で造る1点もの。
制作の過程は、蜜蝋、松脂に少々のパラフィンを合わせ煮ての細工蝋作りから始まり、それを手のぬくもりだけで引っ張ったり丸めたりしながら「みつろう原型」が作られます。
鉱石ビスマスに「みつろう原型」の持つ優しさ、温かさをあわせて作品にしたとのこと。
写真は作品の世界観を壊さないことを念頭に置きながら、シンプルに1つの光源だけで撮影してみました。
STUDIO M2 PhotoFileは隔週月曜日に新作を発表しております。
被写体を随時募集中です。